8月8日 寸又川支流

3週間ぶりの釣行である。先日巻いたエルクヘアーカディスを早く試してみたい。今まで使う毛鉤は一種類で、孔雀の胴に鶏の白い毛のハックルと、簡単な物だ。
ドライの毛鉤でもっと視認性を良くしたいと思い、エルクを巻いてみる事にしたのだ。

2時半に出発して4時には寸又峡に着く予定だったが、途中の峠で凄い霧に遭いスピードが出せない。しかもこの雰囲気バカ怖である!最近は夜中の峠道も慣れたものだったが、さすがに今日は怖い!!後ろが気になりバックミラーを覗く。「婆さんが座ってたらどうしよう」・・・変なことを考えてしまう。
結局到着したのが4時半で、仮眠しようと思っていたのだが諦め支度をし始める。

前回は、取水提より下流に入り中々良い思いをしたので、今回は取水提以遠に入ろうと思い、林道をどんどん歩き進む、この時もまだ霧が出ていて、とっても嫌な雰囲気だ。

入渓して少し歩き、早速エルクを着け竿を振り始めると、エルクは良い感じで浮いてくれているが、この前と違って、魚の気配がぜんぜん無く、中々釣れないのだ。
2時間経っても3時間経っても釣れないのだ!集中力が欠けてきていいかげんに成ってしまうので、ここで遅い朝飯休憩を取る事にする。

しかし今日は峠道からずっと霧が濃く出ていて、釣りをしていても背筋がゾーッとするような、嫌な雰囲気である。いつもならチョット昼寝でもして、気を取り直して釣り再開ってな感じだが、今日はとても昼寝をする気になれない。

なんだか、やる気が薄れてきたのだが、まだ一尾も釣ってないのでもう少しだけやって見ようと思い、竿を出すと少しして20センチほどのあまごが掛かってきた。「やっと釣れたよ!」
綺麗なあまごだ!急いで写真を2枚撮り弱らないうちにリリースする。
また少しすると今度は、混血ヤマトが釣れた。何だか細長くて“ニョロニョロとした”こんな表現が合っている感じの魚だ。

いよいよ嫌な雰囲気が強烈になってきて怖い!寒くて体もブルブル震えている。ホントに出そうだよ!これ以上は無理なのでここであがる事にする。

帰りに取水提の下の流れを上から覗いてみると、居るじゃないの!あんなに沢山!
しかし、ここから降りて釣りに行く気にはならなかったのだ。




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