9月19日 畑薙上の支流

そう言えば7月18日以来満足できる釣りをしていないのだ。
今シーズンも今回を入れて残り2回のチャンスに成ってしまい、気が焦り出発前の昼間からそわそわしていた。
場所は井川上流と決め、仕事を終え直ぐに畑薙ダムに向け出発する。
先週末に東俣林道が崩落したとの知らせを受け「釣り人が少ないかも」と期待して、歩きでも行って見ようとかなり気合も入っていた。

少し仮眠して起きると、周りには6人の釣り人がすでに支度を始めている!
「ヤバイ!出遅れた!!」
近くに3人組みが居たので声を掛けて見ると「出来れば本流に入る」との事。
3人組みの後を追うように林道に入って行くが、少しするとなんだか嫌な予感が・・・
「毛鉤忘れた!」何時もの事である。子供の頃よく忘れ物をして先生にひっぱたかれた事を思い出す。

トンネルの手前まで来ると林道が落っこちている。バイク1台通るのがやっとで、なんとも怖いので速攻で通り抜ける。
林道から本流を見ると凄い濁流でとても釣りなんか出来ない。支流に行くしかないが、お目当ての場所には当然先行している人が居たので、登山道から上流に入る事にした。
本当はダムや本流育ちの大物を狙いたいが、遡上止の滝が下流に有るため諦めるしかない。

登山道を1時間ほど行くと入渓点に着いた。
早速釣り始めすぐに魚が反応してくる。が、毛鉤の近くまで来てプイッっと横を向いてしまった。
そんな事を繰り返し、最初の1匹めが釣れたのは1時間ほどしてからだった。18cmほどの混血ヤマトだ。
今日はエルクヘアカディスを使っているが見易くて魚も良く出るので面白い。
合わせがヘタクソなのか中々釣れないが、狙った所ドンピシャで魚が出ることが多くなぜか釣れなくても結構楽しいのだ。魚が着いて居る所がだいぶ分かって来たように感じる。

木が倒れて沈んでいるポイントを見つけ「ここはデカイの居そうだ」と思いつつ、忍び足で近ずき毛鉤を打つとバシャ!・・・掛からない。「結構でかいぞ!」
もう一度やって見ると、今度は掛かったイイ感じだ。結構重たい!
少しの間引き具合を楽しんで、1.2号のハリスなら大丈夫でしょう。
ごぼう抜きです。26cmのヤマトイワナでした。
多分純血に近いんでは・・・

今回は面白い事が有った。
餌釣りの人は経験が有るでしょうが、私は初めての事だったのだが、ラインが見易いように、水面から30cmぐらいの所に赤い目印を小さくして付けていたのだが、それに向かってイワナがジャンプしてくるのだ。同じポイントで5回もジャンプしたやつが居た。これには楽しませてもらったのだ。

今日の釣果は6寸2匹に8寸3匹と全部で5匹では有ったが、久しぶりに満足する事が出来た。


あっというまに日が傾き納竿の時間に成ってしまった。
帰りの登山道も満足感で足取りも軽く、本当に良い1日だった。
往復の登山道ではキノコが沢山有ったが、全く分からないので獲るのは止めておいた。
毒キノコの見分けが付けば、もっと楽しい思いが出来ただろう・・・
かったるい登山道も宝探し気分で歩けるように成りたいものだ。




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送