3月20日 寸又支流

“ゴォーゴォー”という物凄い音で目が覚めた!車で仮眠していたのだが外は気味悪い程の風が吹いている。車が揺れたように思うが気のせいだろうか・・・
時間を見るとAM5:00と成っている。まだ薄暗い。もう少し明るく成ったら支度を始めよう。


川床に降り立つと、朝の風が嘘のようにとても穏やかな感じがする。それでもやはり朝は寒い!
水温を計ると3℃と、やけに冷たいので、テンカラは昼からにしようと思い川虫を探し始めるが、慣れていないので中々採れない。それでも10匹ほどキンパクとオニチョロを集めた。
早速第一投・・・ツンツン 
「エッ!来たっ!の?」すかさず合わせると中々の良型で引きが重たい。ようやく寄せてタモに入れようとした瞬間竿が軽くなった!っえ・・・でもあまごはまだそこに居るのに・・・?
もう一度竿をあおったがやっぱり針は外れて居る様だ。
「何で逃げないの?」と思いつつタモですくってやろうとしたら流石に逃げられてしまった。


最初に釣れたのは20pと小さめだが綺麗なあまごだッた。
大きな淵で重りを大きくして餌を投入したら一発で来たのだ。
写真を撮ってすぐにリリースし、取り合えず一匹目が釣れたので休憩する事にした。


コンビニむすびを食って小便をしようと腰のベルトを外すと、腰に付けて有る鉈が無いのに気が付いた!鉈を腰に吊るしておくための皮のケースだけぶら下がって肝心の物が収まっていないのだ!その時は「何処かで落としたのかな?」と思って、帰りに探しながら歩いたのだが結局見つからなかった。

後で冷静になって考えて見ると、落ちるわけが無い。なんかの拍子に皮ケースが逆さになったとしても、入れるだけでも窮屈なのに、自然に落ちるとは考えられないのだ。と言う事は先週魚のハラワタを出す時に使って、そのまま置いてきてしまったとしか考えられない。使った場所は覚えているのでまた来週行って見よう。



岩の向こう側に淵が有り、静かに覗き込んで見ると、大きなあまごが水面で悠々と泳いでいる。
「食ってはくれないだろうなぁ」と思いつつ川虫を付けて静かに投入しようとしたら、淵の奥深くに潜っていった。重りを大きくし、白泡へと仕掛を入れるとすぐにツンツンと言う当たり!合わせるとグイグイとスゴイ引きで抵抗してくる。「これはさっきの大きなあまごだ!」緊張する。次の瞬間手にはグイグイ抵抗する魚の余韻だけが残っている。すぐに針が外れたんだと分かった。合わせるのが早かったんだろう。朝から何度も鉤掛かりが悪くバラしているのに・・・食いが渋いから合わせるのを遅らせようと思っていたのに・・・バカだ!学習能力が無い!
良型のチャンスは何回か有ったが、釣れるのはすぐに餌を飲み込む小さなあまごだけだった。


お昼を過ぎ暖かく成って来たのでテンカラにする事にした。しかし一度の反応も無く虚しく竿を仕舞う事となった。


今日ここを歩いて何度か魚の走る姿や、淵でプカプカ浮いている姿を見ることが出来た。
先週は一度も見なかったのに・・・何だか嬉しかった。






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