5月22日 寸又川支流

 まだ夜も明けきらず薄暗い中、渓への踏み後を辿っているとなんだかチョット不気味な感じだった。足元が見難いせいもあり2回ほどズルッとコケそうに成るが、何とか川床にたどり着いた。

 早速釣り開始であるが、今日は何時もと仕掛が違うのだ!昨日栃木のてん仁さんから“巨鯉ハリス”というラインを頂き、早速使ってみる事にしたのだ。勿論ハリスにするのではなく、テンカララインの代用にするのだが、これが中々良く飛んでくれる。しかし何時ものレベルラインに比べ大分柔らかく、馴れるまでは少しポイントがずれてしまう事も有った。


 今日は何時もよりもゆっくりなペースで釣り上がって行くが3時間ほどしても反応が全く無い。ここまでアマゴの走る姿すら見ていない。
 ここ2回の釣行はボーズであり、もしかして今回も・・・なんだか釣れる感触を忘れてしまいそうだ。

 私の場合、釜や淵など水深が有る場所では余り釣れたためしがない。餌釣りのように沈めて釣るには美味しそうなポイントなのだが・・・
 テンカラは瀬が最大のポイントと思っていて、魚が浮いていない場合はそのような場所は2〜3回毛鉤を流してどんどん釣り上がってしまう。そのため雨後の増水している時よりも、かえって渇水気味の方が好きなのだ。遡行もラクチンだし・・・
 
 あまりにも釣れないため、胸ポケットから大きめのガン玉を取りだし、ハリスに付け落ち込みへと投入!「これじゃあ餌釣りだな」と思いつつ粘って見たがダメだった。
 暫くガン玉を付けたり外したりの遡行が続いたが、大岩の向う側の淵を覗いて見ると、小さそうなあまごが浮いたり沈んだりしている!
おお〜水面に興味が有るのか?

ガン玉をはずし毛鉤を打って見る。
1投目・・・近くまで来たが食わない!
2等目・・・無視された。
3投目・・・バコッ!!
食ったぁー   あれっ!見た感じ20pそこそこだと思ってたけど引きが強いぞ。取り込んで見ると26cmの良型だった。嬉しい誤算である。

 気分を良くしてここで朝飯タイム。一服してると眠く成って来た。昨日朝起きてから寝て無かったから当然だろう。昼寝しようかとも思ったがすぐ先に良いポイントが有る。緩い流れの下には沈み石がゴロゴロして絶好のテンカラポイント!釣りしたい気分の方が勝っていた。

 その場所ではやっぱりと言う感じであまごが出た!22cmと少々小振りだが嬉しい。調子出てきたぞー その後はガン玉も使わずに、何時ものようにどんどんと釣り上がって行き、良型を一匹追加した。
 
 去年腰まで浸かって通過した場所に来たが、今日は水量も有り、胸までは軽く浸かってしまいそうで途中まで行って引き返した。
 今日は、腰までのバカ長なので水が入ったら大変なのだ。ヘツリも手掛り足がかりが無くどうしても上手く行かない。晴れていてそんなに寒くないし、泳げる格好で来れば良かったと後悔した。

 時間は1時半と早いがここで納竿とした。数は出なかったが、良型も有ったし、巨鯉ハリスも試す事が出来た。自分では満足出来る釣行・・・かな?

 夕方までまだ時間が有り、まだ行ったことの無い本谷の方へ行ってみる事にした。
 途中林道から下降はしなかったが、渓相は見ることが出来た。その後、ダムのバックウォーターまで行って見た。有名な支流も有り、今後の釣行に期待できそうだ。





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