9月18日 井川本流・支流

 今日は本流に行って見ようと決めていた。人気の有るポイントなので成るべく早くに行かなくてはと思い、仕事を速攻で片付け、何時も見ている“痛快!明石電視台” も見ないまま車に飛び乗った。
 ついこの前の事だが釣に行こうと車で走っていて、富士見峠まで来た時に竿を忘れていた事に気付き慌てて引き返してきたが、家に着いて再び同じ道を引き返す気にならなく、結局行くのを止めてしまった事が有る。
 今日は昼のうちに支度を完璧に済ませて有るから安心なのだ。

 目的の場所に着くと車は無く一安心で一眠りしようと思っていると、暗闇からヘッドライトの灯りが・・・
どうやら車の主はこの場所をやろうとしていたらしい・・・“痛快!明石電視台”見ないで来た甲斐が有ったよ!


 まだ暗いうちに渓に降り立ち、仕掛けの準備をしたが、まだまだ薄明るい程度でラインや毛鉤が見える訳が無い。
 それでも「まあ、イイやっ」って感じで釣り上がる事にした。それにしても水量が少ないとは聞いてたが・・・予想以上だ!
 アッと言う間に明るく成り、気分良く長めのラインを振って行く。
 今日は“まるちゃん”のアドバイスでラインを思いっきり長くして、ハリスも1ヒロ半と何時もの倍の長さだ。スレたアマゴに対抗するためだが、ラインが長く成るのに比例して手への負担が多く成る。手首から上がすぐに疲れてしまうのだ。
 
 覚悟はしていたが、2時間ほど経ってもまったく反応が無い。アプローチも気を付けて姿勢を低くしてキャストしてるが全然なのだ。やはりこの状況で私の腕では無理なのだろうか。
 こうなると、何時もは殆ど気にしていない毛鉤のせいにしたくなり、何度か替えて見た。と言っても毛鉤の種類は少ししか持ってなく、白っぽい、黒っぽい、沈む、浮く、この位なのだが・・・やはりダメ!

 まあ、のんびりやるかって感じで握り飯を食い一服して再び釣り上がるが、結局昼までやって一度の反応も見る事無く目的の場所まで来てしまった。最後の方はほとんど集中力も無く惰性でやってた感じだ。
 林道へ上がり歩き始め、途中支流を見たり、入渓地点を確認しながら車までたどり着いた。支流の放水口からは多少水が出ていたので、午後からはそこから下の流れに入ることにした。

 支流に入り竿にラインを着けている時、ふと後ろを見ると黒っぽい動物が藪の中へ走って行った所を目撃してしまった。距離にして20〜30m「まさか熊じゃないよな!・・・カモシカだよね〜」一瞬の事で良く見分けがつかなかったのだ。
「ファーァァー」
とりあえず叫んどきました。
 多少後ろが気に成るが釣り開始で2箇所目のポイントはいかにもでそうな感じ♪
 そっと毛鉤を流すと一発で出た・・・が、鉤掛かりせず。しかし今日初めての反応で少し嬉しかった。

 この沢は初めてなのだが、好きな渓相だった。何だかみょーに釣れそうな気がして来た。しかし何回か反応が有るのだが未だに一匹も釣れていない。

 落ち込みの下、2つの流れの間に毛鉤を沈めて見ると、アタリ有り!しかもデカイ!!「しめた」と思った瞬間鉤は外れ、デカイ魚影は白泡の中に消えて行った。釣れないのは分っていたが何度か白泡の中へ毛鉤を入れてみた・・・もちろんダメ。良型をバラした時、何時も分っては居るのだが諦め切れず何度も毛鉤を打ってしまう。

 短い区間なので2時間ほどで放水口まで来てしまった。その先は水量が少ないので一度上がる事にした。
 全部で10回位は魚が出たのだが、結局一度も手にする事無く虚しく車まで来たが、どうしても諦め切れず、別の支流を見てみる事にした。

 時間は4時半、釣り人や工事の車が帰って行く中一人逆走して速攻で支流に行ってみたが、ここも水が少なく30分ほどやって嫌に成ってしまった。帰りに何匹か走る魚の姿を見たので、居る事は居る・・・が、今日は釣れなかった!




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