大井川の解禁から半月ほど経ってしまったが、本日ようやく自主解禁を迎える事が出来る。先週土壇場で休日が無くなり、何とも言えない欲求不満ぎみの状態で長い一週間を乗り切ったのだ。

車止めに着いた時には既に先着の3人組が居て、私の目的の場所へ入ると言うので目的地を支流へと変え支度を済ませた。荒れた林道を歩いていると眼下には青い流れが見え隠れし、忘れかけていた渓のこの雰囲気を感じて足取りも軽くなる。ガレを越え洞窟のようなチョット不気味なトンネルを抜けると目的の沢はもうすぐそこなのだ。
 


去年川虫を捕るのにてこずって中々竿を出すまでに時間がかかってしまった。今回はすぐに釣りが出来るようにミミズを持って来たのだ。
先週釣りに行くつもりで用意してあったミミズで、一週間冷蔵庫で待機させられたミミズは少々元気が無いようだ。
仕掛けをセットし、中でも元気そうなミミズを付け第一投。
ムムッ!目印の動きがおかしい・・・根がかりだ。
竿でテンションを掛けると引っ掛かっていた仕掛けが外れ、その勢いで真上へ・・・今度は木の枝に絡まった。

年に2・3回、3月の寒い時期にしか餌釣りをやらない私は上と下で引っ掛けまくり、成れて来るまでまともに釣る事が出来ないのだ。それでもポイントからはかなりな確率であまごが釣れて来る。暫く遊んでいるが、ど〜も魚が小さいのだ。小さいと言っても人それぞれで表現の違いがあるが、オイラの場合はホント〜に小さいのだ。殆ど10〜15cm位で鉤の大きさと比べると何だか気の毒に成ってしまう。

 落ち込みの流れと流れの間に重りを増やして投入してみると、緩い流に乗ったようなので「くえっくえっ」と呪文を唱えていた。するとアタリが・・・よーく待ってから合せると今までに無い心地良い手応えだ。
チョーチビちゃんは沢山釣っているが、大きいのでも6寸までで今だにキープが無いので、釣れた8寸は塩焼用に持ち帰る事にした。

太陽が出て来て多少は暖かなのだが、風が吹くと寒くてたまらない。水を被った岩などは凍っていて足を運ぶにも気を付けなければ成らないのだが、釣れた魚に気を取られ、凍った岩で滑ってしまった。水の中に手を付き体が濡れて益々寒さが増してしまったのだ。


<写真:6寸あまご>
15匹以上釣って、余りにも小さいのばかりで少々嫌に成ってしまった。そこで今回初めて持ってきたルアーでやって見る事にした。キャストして見ると距離感がど〜もおかしいのだ。最近海で全く同じタックルでやったのだが、その時はおもっきりキャストしても全然飛ばないのだが、今回渓でやって見ると思った以上に良く飛ぶので、岩盤にぶつけてしまう事が多々有り、まさか海と渓で飛距離が違う訳でもなく、距離感が違うだけなのだが、成れるまで少し時間がかかってしまった。

小さな支沢が差してくる場所で、見た感じ中々の良型がルアーを追っかけて来た。何回かキャストを繰り返していると、またまた追っかけて来たが食い付く事は無かった。
チョット熱く成り 「あの良型をどうしても釣り上げたい!」 ミミズ仕掛けを取り出し投入して見るも、反応は無かった。ミミズ・ミノー・スプーン、下流から・上流からと、色々と試したが結局釣り上げる事は出来なかった。

その後はルアーだけで釣り上がるが何の反応も無く、初めての渓ルアーでは魚を掛ける事が出来なかった。まあ、ルアーを追っかける魚の姿を見れただけでも良しとしよう。




































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