以前から行こう行こうと思っているのだが未だに行く事が出来て居ない渓が幾つか有る。
今日行くつもりの渓もその一つに成る。先週も行くつもりで寸又峡まで来たが、下界と違って山では多量の雨が降った様で、流れが濁流に成っていて仕方なく諦めたのだ。
今回も前日の火曜日は雨！そんなに降ってはいないと思うが、先週のように濁流だったらどうしよう｡｡｡
朝日トンネルの所で確認して見ると、色までは分らなかったがそんなに水量が有る訳では無く、これなら大丈夫でしょうと、車止めで仮眠する事にした。
目が覚めると辺りは明るく成り始めていて、チョット寝坊した事に気が付き急いで支度を済ませ、日帰りの割りに大きめの７５gザックに荷物を積めこんだ。今回の楽しみの一つであるニューカメラでの撮影用に三脚を持ってきたので、何時もの日帰りザックでは入りきらなかったのだが、それにしてもザックはブカブカなのだ。まっいっか！出発です。
４月に入り暖かくなってもうテンカラ一本で行こうかとも思ったが、濁っていた時の保険にミミズも持ってきていた。本流は笹濁り程度だが目的の渓は濁りも無く、テンカラだけで十分、早速ラインをセットして竿を振りながら釣り上がって行く事にした。
出合からしばらくはチャラ瀬で、たまに有る流れの緩く淵になっているようなポイントで反応が有るが、瀬での反応は無かった。
最初の一匹目はやたらと派手な登場で、こっちが驚いてしまう位だったのだが、元気な割りにチョット痩せ気味だった。思うように餌にあり付けず、毛鉤を見つけた瞬間疑う事もせずに夢中で毛鉤に飛び付いたのか？？？だからって毛鉤食った勢いでジャンプする事無いのに・・・おかげで楽しめました。感謝！何だか気の毒だったのですぐにリリースです。
何匹か釣ったが、瀬での反応は無くやはり淵や溜まりでの反応ばかりなので、瀬を釣り飛ばして行く事にした。
しばらくすると両岸は次第に狭まり廊下のように成って来た。廊下というのはどうも落ち着かない。上が気に成るのだ。石が落ちて来て直撃したら、まずたすからないだろう。そんな事を考えていると、じっくりと釣りをしているなんて事は出来ず、ついつい先へ先へと遡行スピードが上がってしまうのだ。
今シーズンはまだアマゴを食べて居ないので、出来れば４・５本持って帰りたいと思っていた。２時間位やってキープが３本なのであと２本位は大丈夫そうだ。
余裕が出てきたので今回初めて持ってきた三脚を使って撮影して見る事にした。新しくしたデジカメはシャッタースピードを調整出来るので、三脚を使ってシャッタースピードを遅くしてみたが、なかなか思うようには撮れない。その場で確認しようと、陽射しの強い中で液晶を見てもイマイチ分らないのだ。家に帰ってパソコンに取り込んで見てみると、失敗が多く自分の想像したようには撮れていないのである。
しばらくカメラに夢中に成っていたが、朝飯＆昼飯を済ませ釣り再開。
すぐに良型の２５ｃｍが釣れた。落ち込みの巻き返しで逆さ毛鉤をチョンチョンしてたら来たのだが、目で確認できず当たりが竿に伝わった瞬間に合せたのだ。
その後も何匹か釣ってはいたのだが、キープサイズが釣れず、目標の５キープに一本足りない状態が少し続いていた。それでも今日は良く釣れるのでスンゴク楽しいのだ。
夕方には帰らなくては成らないので、昼には納竿しようと決め釣り上がる事にした。
時計を見ると１２時半！そろそろ終りにしないと・・・そう思っているとバコッっと出ました！最後の最後に釣れた２２ｃｍをキープして納竿した。
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