先週行こうと思っていた渓はドブ濁りで入るのを諦めた事も有り、今週こそは源流を目指そうと決めていた。何時もより早めに出発し車止めを目指した。

 
エンジンを止めまだ早いので軽く仮眠する事にし、目覚ましをセットし浅い眠りについた。仕事の時にはあり得ないのだが目覚ましが鳴る前に目が覚め、ゆっくりと支度を済ませ薄暗い中源流を目指した。


 
林道を歩き谷を下ると体からは湯気がもくもく出るほどで、すでに明るい陽射しは穏かで暖かく、毛鉤釣りには丁度良さそうだと思わせられる。そして迷わず朝イチからテンカラで行く事に決めた。
 
取り合えず一服入れ落ち着いたところで竿を取り出し仕掛を取り付けた。直ぐ下流に良さそうなポイントが有るので毛鉤を打ってみるが反応は無かった。直ぐに諦め次のポイントへ、、、いきなり心地良い感触が竿先から伝わってくると、8寸ほどで精悍な顔付きの♂あまごが顔を覗かせた。嬉しくなり何枚も同じ写真を撮り、思わずニタニタと顔の筋肉が緩んでしまうのだ。

 次のポイントでも、その次のポイントでも8寸サイズが元気良く毛鉤に飛びついてきて楽しませてくれる。夢中に成って毛鉤を打っていると、小さな落ち込みで掛った魚は今までと違って明らかに大きいサイズだと言う事が分かった。それでもハリスは1.5号。強引に寄せて抜き上げると28pの体高の有る♂あまごで、その精悍な顔付きに思わず見入ってしまった。
 今回気付いた事が有ったのだが、毛鉤を流しきってから軽くピックアップした瞬間に魚が出て鉤掛りしなかった事が何度も有った。今まで癖に成って居たので中々治らなかったが、ビシッっとピックアップしていればもっと沢山釣れていたのだ。こんな事も沢山魚が出てくれないと気付かなかった事かも知れない。

 時間を見ると昼近くに成っていて驚いてしまった。今日は夢中に成りすぎて時間を忘れてしまっていたので、まさかこんな時間に成っているなんて思いもしなかったのだ。おかしな事に腹も減ってこないので、昼飯も後回しにして釣りを続ける事にした。

 今日は朝から何度も色んな動物と遭遇した。鹿親子、猿群れ、雄鹿(デカイ)、カモシカ2回などなど、至近距離でカモシカが出て来た時には結構ビビッてしまった。蛙に至っては余りにも大群で1箇所に固まってたので気味悪く成ってしまうほどだった。

 結局、納竿予定時間が来るまで飽きる事無くあまごが相手をしてくれて、あっという間に時が過ぎてしまった。
残ってる朝飯と昼飯を食べ「今日は運が良かったなぁ」などと考えながら、少しの間余韻に浸りつつボーッとしていたのでした。

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