台風や豪雨落雷などの為1ヶ月以上釣が出来ない状態だったのだが、久し振りに源流を目指すべく夜中から車を走らせた車止めに着き何時ものように他の釣り人がいないか確認して仮眠を取る事にした。今日は釣人も少ないようで、どうやら一組のみのようだ。その人が丁度支度をしていたので挨拶して、どの渓に入るか確認して今回の釣場を決めた


釣り場までの道のりは、ここ最近の猛暑を忘れさせてくれるほど涼しくて気持ち良かったが、ガレた林道を歩いているうちだんだん体が火照ってきて谷への降り口に着いた時には汗だくに成ってしまった。
川床へ降りる急斜面では、枯葉に足を取られコケてしまった。今考えると多分この時膝を捻ったのだろう、その時には痛みが無かったが、釣りをしていてだんだんと、と言うか、いつのまにか膝が痛み出して、帰りの林道では曲げるだけで痛く成ってしまった。翌朝、更に痛みが増していて激痛である。10時に病院が開くのを待って行こうと思っていたのだが、何時のまにか痛みが無くなっていた。不思議な事にほんの3時間ほどであっという間に治ってしまった。あれは何だったのか?

渓に降り立ち早速釣り始めるが、先日の大雨で砂が出て渓相が変っているようだ。瀬を重点的に毛鉤を打ちながら釣り上がるが中々反応が無い。何時間たった頃だろう、ようやく7寸程の綺麗なあまごが釣れた。
「今日釣果を期待するのは無理かもしれないなぁ。」 半分諦め気味に、それでも久し振りの渓流を満喫しつつ釣り上がっていく。

何度か魚の反応があったのだが掛ける事が出来ずに昼を過ぎてしまったので、小滝のすぐ横の日影で昼飯休憩にする事にした。にぎりめしを食べタバコを1本吸って一息つき釣りを再開する事にした。
気分が変った所で毛鉤も替えてみると、本日二匹目のあまごが釣れた。しかしその後は何の反応も無いまま時が過ぎてしまった。
そう言えば今年はルアーをやる機会が殆どなく、まだ一匹も釣って居ない。そこで残りのわずかな時間をルアーで釣り上がる事にした。

すぐにきた!型も良くなっている。ルアーは引くと潜っていくタイプを使っているので、比較的水深の有るポイントで底に居て毛鉤では釣り難いような魚でも、ルアーなら何とか成るように思えた。それに食い気が無くても反射的に口を使ってしまう事が有るのだろう。

立て続けに三匹釣って喜んでいると、目の前に落ち込みとそこそこの釜が現れた。流心脇へキャストすると狙い通りの場所へ着水した。リールを巻き始めるとすぐに手応えが有り、反転する銀色が目に入った。「デカイ!初の尺あまごか?バラしたくない」期待と不安が入り混じり正直どうやって取り込んだのか良く覚えていないが、手で測った感じでは尺は微妙だ。メジャーを取りだし測って見ると29pだった。念願の尺あまごまではいかなかったが、立派な魚体を前に嬉しくてしょうがない。ルアーに替えてほんの1時間ほどの短い区間だが5匹、しかもサイズも大きく改めてルアーの威力を実感した日だった。
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