何年か前にこの谷の事を知ってから、何時かは行って見たいとずっと思っていた。今シーズン、この場所へは前回を含め3回行こうとしているが、全て天候やチョットしたトラブルなどに阻まれている。そのためどうしても今シーズン中に行っておきたいと思っていた。

アプローチの林道から天気予報どうり雨がパラパラと降りだし、渓への降り口に着いた時にはまともな降りに成っていた。アマゴ釣りには良いのかもしれないが、どうしても雨は好きに成れない。昼寝も出来ないし、なにより写真がろくに撮れないからだろうか...
初めての渓では特になのだが、渓相を沢山カメラに残し、家に帰ってから「こんな渓だったなぁ〜」って思い返すのが楽しいのである。

川床までの急な下りはツルツル滑り、何度もコケそうになり苦労しながら降り立った。雨が降ってるのでゆっくり一服するのも止め、早速ルアーをセットして釣り始める事にする。

秘境の温泉地から更に何日もかけ山深くまで分け入る。容易に人を寄せ付けないこの山域の流れの中には、ビール瓶のようなアマゴが群れを成して遊泳している。
古い本か何かの書で見た事がある。何時の時代の事かは分からないが...頭から離れなかった。
今では林道も通り、簡単にとはいかないまでも日帰りでの釣り人も後をたたない。今と成っては憧れの渓などタイムマシンでも無い限り行く事は出来ないのだろう。


中々反応が無かったが、大場所で何匹かのアマゴがルアーを追って来た。小さいのが群れている様だが何度かリトリーブしていると、流れの底から大きな影が見えたと思った瞬間ガツンッときた!必死に抵抗するそいつはかなりデカイ。尺有るかもしれないと思うと緊張してしまう。しかし、足元まで寄せたが痛恨のバラシである。 

その後、何とかチビを1尾釣り上げたが、釣果はそれだけだった。最後は数々の大物を仕留めたお気に入りのルアーを無くし今シーズンの釣りも終了である。
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