今シーズンもあとわずか!Tさんとの納竿釣行は、なんと渓泊する事になった。
Tさんとはここ何年か、年に1〜2回日帰りで御一緒していたが、今シーズンはTさんの仕事が忙しく、休みが合わず御一緒する機会が無かった。ところが最後の最後、オイラに合わせて連休を作ってくれたのだ。予定していた憧れの源流には行けなくなってしまったので去年Tさんが行った場所を案内してもらう事にした。しかし、去年とは林道の様子もかなり変っていて簡単にアプローチするつもりだったオイラの考えは30分もしないうちに消え去ってしまった!それでもオイラにとっては初めての釣り場なので、楽しみで仕方がないのだ。

今年はスズメバチが多いとは聞いていたが、林道を歩いている時に何度かスズメバチに追いかけられてしまった。どうやら知らないうちに蜂の巣に近付いてしまったらしく、偵察の蜂が警戒していたようである。仲間を釣れて来られると厄介なので足早にその場を離れた。
二人で話しながら歩いていると早いものであっという間に入渓地点へとやって来てしまった。

林道から渓に下るとそこには天場にちょうど良い感じの空間があった。天気予報では今晩8時過ぎには雨が降ると言うことなので、ブルーシートを使って屋根を作りその下にテントを張った。これで雨でも濡れずに済む快適な天場が出来た。後は焚き火用の薪を集めてから簡単に昼飯を食べ釣りに出掛ける事にした。

Tさんは餌釣りでオイラはテンカラで交互に釣りあがっていくが、中々魚の反応が無い。思ったよりも釣り人が入渓していてプレッシャーが高いのか?今年の大雨で流されたのか?  Tさんも目をあわせると頭をかしげている。
あまりに生物反応を感じられないので小さな支沢に入ってみることにした。ちょうちんテンカラの仕掛けに変え釣り登るとついに反応があった!とても小さなアマゴだが凄く嬉しい一匹である。

その後本線に戻り釣り上るも相変らずなんの反応もない。少し先にいるTさんを見失ったと思ったら小さくて落差の大きな支沢に入っている所だった。しばらく待っていると良型のイワナをもって戻ってきた。ようやく今晩のおかずを確保することが出来たがこれだけでは足りないのだ。
本線は諦め一度天場の二股まで戻りもう一方の支流を釣って見ることにした。この時点ですでに陽は傾きかけ薄暗くなってきていた。当然暗くなるのはあっという間で、オイラは毛鉤が見えなくなった時点で諦めたが、Tさんは真っ暗な中、根性で釣り続け今夜のオカズを手に引き返してきた。
天場に戻り、暗闇で夕食の準備を済ませ準備万端マッタリとし始めた頃、待っていたかのようにポツポツと雨粒が落ちてきた。
ブルーシートの屋根の下に入り宴会が始まると時間はあっという間に過ぎてしまう。焚き火でじっくり焼き上げたイワナが完成する頃にはだいぶ遅い時間になってしまった。塩焼きを食べ二人とも眠くなって来たのでテントにもぐり込み、ポタポタとシートにあたる雨音を聞きながら眠りに付いた。
翌朝目が覚めるとまだ雨はやまず2度寝3度寝と繰り返しているうちにTさんは釣りに出掛けた。オイラはすでに釣欲無く天場で軽く飲みながら昼寝、、、いや朝寝モードである。
昼過ぎには天場を撤収して岐路に着いた。今シーズン最後の釣行は釣果こそ渋いものに成ったが、渓泊で初めての釣り場を見ることが出来たし思い出深いものになった。


































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