今回あまごを釣りたくて何処へ行こうか迷ったが、どうせなら今まで行ったことの無い渓に行こうと思いこの渓を選んだ。河床に降り立つと直ぐに川虫を捕り始めた。思ったとおり石をひっくり返せばオニチョロやキンパクが簡単に捕れる。5分もやれば15〜20匹位捕れたので竿を出す事にした。
最初のポイントは何本かの流れの筋の落ち込みが合わさって成るチョットした深みである。左の落ち込みから探っていくと、真ん中の流れの脇で、目印は微かにおかしな動きを始めた。アタリである!今回は川虫なので即合せるとズッシリとした手応えである。慎重に寄せ必死に抵抗する魚を見ると、体高は厚くかなりの良型である事が窺える。ここでもう一度走り出した!
先週の悔しい思いもあり、今回は腰にタモを収めているのでスッとタモを取り出し余裕である。走られても一定のテンションを保ち大人しくなるのを見てもう一度寄せて魚は難なくタモの中に収まった。
やった、、、いきなりの良型である!早速カメラに収めようと浅瀬に移動しカメラを構えると何だか魚体は銀毛しているよ、、、え、、、ええっ、、、『にじますじゃん!ウソだろっ、何でこんな所に居るんだよ!!』 幸先の良い良型ウッシッシから一気にテンションダウンでやる気も萎えてしまった。 
その後少し休憩して気を取り直してから釣りを再開したがどうも反応が悪いようだ。そしてやっとの思いでチビあまごを釣り上げる事が出来たのは、2時間以上経ってからだった。
昼近くなって餌の川虫を捕ろうと腰のタモに手をやろうとすると無い!タモが無いのだ。何処かで落としたか使った時に
置きっ放しにしてしまったか、、、その前に今日はハサミもなくしているのだ。今日は何てついてない日だろう。いきなり虹鱒だしアタリはないし物は無くすし、、、『やーめた。帰ろっ』 何時もならこうなるだろう。
しかし今日の場合は違っていた。このままでは帰りたくないのだ。そして釣り場を変える事に決め、釣り上がって来た所をタモを探しながら引き返した。しかし結局タモもハサミも見付ける事は出来なかった。

先週逃した大物が気に成っていた。車までの道中、先週の沢を目指そうとすでに気持は決まっていたが、釣れる可能性は殆んど無いだろうと言う事もわかっている。チョットでも可能性を高くしようと思い、夕マズメで狙う事にした。
移動の時間を考えてもまだ早いので、ゆっくり昼飯を喰い軽く仮眠する事にした。

当然なのだが、先週に比べ流れは澄んでいるし水位もかなり下がっている。そう言えば、もし万が一あの魚が掛ったら、今日もタモもって無いじゃん!でもってバラしたりしたらホントあほだなこりゃ。
結局そんな心配どころか、チビ一匹釣れず時間が迫ってきた。最後はテンカラでも振ろうと思い本流まで移動し、もう殆んど暗くなる頃にようやくあまごを掛ける事が出来た。小振りだが粘ったかいのあるとても嬉しい一匹だった。


































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