今シーズン安倍川水系ではあまごを釣っていたが、やっぱりこの時期寸又水系の美形あまごが恋しくなった。先週の雨で増水し釣りに成らない恐れも有るが、その反面増水後の爆釣も期待される。こんな時には行ってみるに限る!仕事を終えてすぐに車止めを目指した。
ほんの少しの仮眠から目覚めると、辺りは僅かに白んで来ている。オイラの他に釣り人は二人だけ、急ぐ必要も無くゆっくりと支度を始め、釣り場へと続く林道を目指した。
釣り場への最初の難関は腰上の流れを渡渉する事から始まる。幸い流れの底は砂地で歩き易いため、ズルズルと流される様にして渡渉する事が出来た。これが石などで底がゴツゴツしていたら、バランスを崩してとても渡渉は出来なかっただろう。それに濁りが無くなっていたのも幸運だった。
沢に入ると予想通り水量が多く遡行には難渋させられる。そのため普段は釣り飛ばす所から竿を出す事にした。この渓は平水なら下流は伏流していて、今竿を出そうとしているポイントもチョロチョロの流れだが、今は増水で良いポイントになっている。ミミズを流れに沈めると早速アタリがあり、良い感触を感じつつ取り込むと、八寸の良型である。迷ったが此処へ来て良かった!今の喜びと更なる期待を感じつつ、釣り遡行を開始した。

いきなり一投目での良型あまごに、今日は爆釣かも知れないと期待が膨らんでしまったが、その後はそれほどでも無く、かと言って飽きない程度には釣れてくる。そして何故か今日は釣れるあまごがみな優しい顔付きのメスばかりである。ぽっちゃりとしたスタイル抜群のあまご美人なのだ。
今回は水量が多く遡行が大変!渡渉や際どいヘツリで何時もは使わない筋肉を急激に使ったためか、岩と岩の間に大股で足をかまし上へ行こうとした時に、太腿内側の筋が攣りそうになった。そんな事もあり、足には疲労が溜まっているのか、なんでもない所でコケる事も多々有った。これは普段の運動不足の所為であろう。

去年泣き尺を釣ったポイントに来た。時間的には此処が最後のポイントに成ろう。慎重にミミズを流れに乗せ、底の方へと送り込んでみる。何度か粘ってみるも今回は魚が居ないのか、餌を食べる気が無いのか、反応は無く、ここで竿を納める事にした。

渓流釣りを初めてから尺あまごを釣り上げる事が一つの目標というか『何時かは釣ってみたい』って感じで思っているのだが、今回も残念ながら9寸止まりである。それでもこの沢に通っていればそのうちに尺あまごが釣れる気がするのである。この沢はそんなチャンスが大きい沢であると私は思っている。


































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