梅雨に入り雨が降る日も増えたのだが、予報によれば今週の休日の天気は良さそうである。そこで先週に続きあまごを釣りに出掛ける事にした。
釣り場に着くと先週の水量とは打って変わって平水かそれ以下の水量だったのにはチョット驚いてしまった。一週間の間、山では降水量が少なかったのだろうか!?
この釣り場は渓相抜群で去年来た時にも良い思いが出来た所なので、とても楽しみにしていたのだ。林道から川床へ降りた場所から釣れそうなポイントなのですぐに竿を出した。
手前の撚れているポイントから餌を流し、流芯、その向こう側と何度か流したが反応は無かった。
余り丁寧に粘って釣ると時間が無くなり、最後の方は遡行のみに成ってしまうので、魚が居そうなポイントを選んで竿を出していくように心がけた。
暫くは反応が無く「どうしたのかな?」と思っていると、ようやく小さな魚が釣れた。と思ったらニッコウ系の岩魚だった。以前にも此処で何度か釣った事は有ったのだが、この沢にも放流ニッコウの影が徐々に押し寄せているようである。
そのうちアタリが出始め、小滝の下で良型を掛けた。しばし強く重たい引きを楽しんで、チョット強引にタモに納めた。とても綺麗なあまごだった。手を充てると尺には足りないが9寸はある様だ。鉤を飲まれていたが、今釣行からスレ針を使用しているので簡単に鉤を外す事が出来、魚が元気なうちに流れに返す事が出来た。
階段状の流れはすぐ上にも同じようなポイントを造り出している。慎重に岩を登り越え、そのポイントへと向け仕掛けを放った。大きめの重りはすぐに底を捉え、目印はゆっくりと動き始めた。そして仕掛けが駆け上がりに来た時、目印は僅かな仕掛けの変化を告げた。合せを入れると同時に、どっしりとした手応えがラインから竿を介して私の右手を刺激した。
どうやら心地よい手応えだなんて言ってる場合じゃ無い用である。私の体勢が悪いし、下に走られたら滝である。すぐに決着付けなければ、、、開いている左手で腰に畳んで仕舞ってあるタモを取り出した。そして強引に寄せて取り込み体勢に入った。今回のラインは何時もより太目の0.8号なので、何時かのようにバカな真似をしなければ、まず切れる心配は無いだろう。タモも用意できたし、バッチシである!タモまであと何センチかとう時、まだ元気な大あまごはくるくると回りながら顔を振ってきた。その瞬間張り詰めた緊張は一気に放たれた。一体化していたライン、竿、右手の筋肉の一本の芯が、一気に抜けてフニャフニャッと崩れていくさまがスローモーションでも見ているかのように思えた。
仕掛けを見ると鉤はしっかりと付いている。あまごの口から鉤が外れてしまったのだ!正気を取り戻すまでにどの位の時間が流れたろう。

気を取り直し釣りはじめたが、すぐに枝に仕掛けを引っ掛けてしまい、取ろうとすると竿先が折れてしまった。何時もはベストに入っているリリアンを探したが見つからず、諦めてルアーをやる事にした。餌釣りで調子が出て来たばかりなので残念だが仕方が無い。
ルアーは去年一度もやらなかったので久し振りだが、魚の反応は良い感じだった。
好釣果に昼飯を食べるのも忘れ釣り上っている時、安易にコケの付いた岩に乗ってしまい足をとられた。転んだ拍子に竿を持った右手を付き、その時リールと竿を岩にぶつけてしまった。そして竿は折れリールも壊れてしまった。一日でこんなに釣り道具を壊したのは初めてだ!釣果は良かったのでツイてるのかツイて無いのか良く分からないが、怪我だけは気をつけなければと自分に言い聞かせ、残り僅かな釣り区間は餌釣りをやる事にした。餌竿の折れた所にテープを巻いて何とかラインを付けたが、何だかアタリが取り難く苦戦したが、最後に9寸を釣り竿を納める事にした。


































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