前回あまごを釣りたくて行った渓では、釣れたのだが20cmにも満たない可愛いあまごだけだった。以外な大岩魚に驚かされもしたが、やはり今週もあまごを釣りたい!しかも大きいやつ、、、と言う事で、8月2日に先行者が居て行けなかった渓を目指す事にした。車止めに着くと心配していた先行の姿は無く、一安心で夜明けまでの1時間ほどを仮眠する事にした。不思議な事に全く眠くなかったが、目を瞑ると一瞬のうちに熟睡してしまった。

先日の雨の影響で本流はドブ濁りである。支流を見ると水量は多いが濁りは殆んど見られず、釣りは出来る感じだ。しかし遡行には難渋させられそうである。途中渡渉出来ずに行き詰ってしまった。色々とルートを考えるが中々難しく、流れが岩にぶつかり白泡がブクブクしているような所は水流も弱いので、そこへジャンプするしかなさそうである。深さが判らないので、ザックの中を濡れても大丈夫なようにしていざジャンプすると、何とか無事にやり過ごす事が出来た。目的の場所まで普段の水量なら簡単にこられるのだが、今日は大変だった。何だか疲れているのでコーヒータイムにする事にした。

此処からルアーで釣り始める事にした。直ぐに小さなあまごがルアーを追ってきたので次のキャスト後に意識してルアーにヒラを打たせてやると手前で掛った。その後も釣れはするが可愛いあまごばかりである。
通らずをヘツって越えようとしていた時である。ヌルヌルの苔に足を取られ腰の辺りをしたたかに岩に打ち付けてしまった。腰にはカメラを付けていたので取り出して電源を入れるが、液晶を見る事が出来ない。そのうち電源も入らなく成ってしまった。ショックで遡行意欲も無くなって来た。釣果もイマイチだし此処で引き返す事にした。
朝、絶好ポイントを何箇所も釣り飛ばしているので、途中途中竿を出しながら沢を下る事にした。そしてこんな時に限って、、、
大淵で底までは届かないがルアーを深く潜行させてやると小さいが魚が掛った。しかし途中でバラしてしまった。少し粘っていると今度は強烈なアタリである!やり取りして取り込むと、なんと尺は確実であろう大きさのカッコイイ雄あまごである。直ぐにメジャーを充ててみると32cmだった。初の尺上あまごに感動してしまうが、カメラが壊れている事に気付き嬉しさと悔しさの入り混じった複雑な心境に陥ってしまった。
今回は魚を持ち帰るつもりは無かったのですべてリリースしていた、それにこんな大物のDNAは残して欲しいので、普段なら当然リリースのはずなのだが今回は迷ってしまった。家に持ち帰ってからでも写真に残すか、、、本当にタイミング悪い時に尺あまごが釣れてしまった。あの精悍な顔付き、迫力ある体高、綺麗なパーマーク、記録に残したかったが仕方が無い。この初めての尺あまごは、私の記憶の中に深く刻まれているから。


































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