ゴールデンウィークに全員ボーズと言う奇跡的な釣果を残した時以来の渓流釣りです。
今年の渓流釣りはろくな釣果が無いので、今回は何としても釣りたい!そんな思いで、魚がすれてない源流域へ足を伸ばすことに決めていた。そして今回虎岩さんが水曜休みを取ってくれて同行してもらうことになった。
虎岩さんは、石鯛釣りや黒鯛釣りの経験も長く、去年から黒鯛釣りを始めたオイラとしてはアプローチの車中から色々と教えてもらう事が多かった。
今年はお互いに体が鈍って居るので少し心配ではあったが、登山道の急登も何とか登りきり、釣り場へと向かう崖のような下りで谷底を目指した。雪代や先日降った雨の影響が気に成っていたが、水量は少し多い程度でイイ感じです。
早速支度を済ませ、仕掛けを準備していると、一足早くに釣り始めた虎岩さんが既に竿を曲げていた。
写真を撮ってリリースし、今度はオイラが同じ淵に仕掛けを入れてみると、三投目で岩下のエグレから綺麗なイワナが飛び出してきた。
久しぶりの感覚、やっぱいいね〜
そしてすぐ上のポイントは深さがある釜を形成していた。
大物居ないかな〜と思い仕掛けを通すと、直ぐにアタリがあったが手のひらサイズくんでした。
続いて流し方を変えて数投するとアタリがあるので合せを入れると良い手応えが伝わってきた。
ぐんぐん引っ張り竿は弓なりで中々浮いてこない。
暫くしてようやく浮いてきた魚体はかなりの大きさである。尺は楽勝だがもしかして大台か!?ってくらいのイワナである。しかし、見えた魚は頭を振ったかと思うと鉤を外して深みに消えてしまった。頭の中では少し前の光景が浮かんでいる。釣り始める時竿を伸ばすと、GWの釣行で納竿の時に木に引っ掛け強引に引っ張り外した仕掛けがそのまま付いていたのだが、面倒くさいからいいやっとそのまま使うことにしたのだ。あれが悪かったんだ!
タイミング悪くこんな時にかぎって大物が掛かってしまう。仕掛けを回収して見てみるとラインの先端がらせん状にくるくると成っている!あらら、鉤の結びが悪かっただけなのか!?
まあ、どちらにせよ横着して仕掛けを作り直さなかったのが悪い!今度から気をつけよう。

その後も暫く入れ食い状態が続き二人とも夢中になって竿を振るが、徐々にアタリが少なくなって来た。
何とか尺上を釣りたいと思っているので、大きな淵や釜なんかはじっくりと探るのだが、どうしても尺には届かない。
それでもポツポツと27〜29cmサイズが良くつれるのでイイ感じはあり、期待度は大きいのである。

夢中になっていたせいか気付くと昼過ぎに成っていて驚いてしまった。まだ距離的には余り釣り上がってないのだが帰りの時間を考えると、昼飯を食った後は1時間位しか釣りする時間はない様だ。
昼飯後も相変わらず釣れるのだが、とうとう尺上を上げる事は出来ず納竿時間になってしまった。目標の尺イワナは叶わなかったが、かなり楽しい思いが出来たので大満足である。
退渓ポイントまで川通しで歩いている時、磨り減った渓流シューズのフェルトがつるつると滑るので気をつけながら歩いている時の事、落ち込みの上を渡渉している時に浮石にバランスを崩し、つるつるフェルトでは踏ん張りきれず後ろ向きに転んでしまった。流されたら落ち込みなので必死で堪えたが、太い流れにどうにもならず落ち込みに吸い込まれてしまったのだ。
記憶が確かなら仰向けで天然滑り台を滑ったと思う。そして釜の中にドボンである。一瞬水中で上下感覚が分からなくなった気がするが、水面に差し込む光と落ち込みのアブクを見た事ははっきり覚えている。
水面に顔を出さなきゃって意識が働いたような気もするが、あっと言う間の事で正直何がなんだか分からない状態だった感じである。
落ち込みで落ちた時の水圧のせいかザックのチャックが開いてしまった様だが、被害は被っていた帽子とザックに入れていたタオルが流された位ですんだ。
なにはともあれ怪我も無く無事でよかった。そして帰りの登山道では濡れたザックの重たさが予定外のトレーニングを与えてくれたのである。


































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