子供が生まれて中々釣りに行けないT君から、水曜に休みが取れたから渓流に行こうと連絡があった。そしてもしかして今年はもう釣りに行けないかもしれないので、成るべく釣れる所に行きたい、しかも18時に用事があるのでそれまでに帰りたいと言う。近くで釣れる所か〜、、、色々考えたが最初に思い当たった沢に行くつもりでいたら、かっちゃんから連絡があり、行こうとしている沢の山道が崩れて入渓困難と言う。しょうがないのでもう一つの候補の沢へ行く事にした。
ここは釣れない事はないが魚が小さい印象なのだ。
車止めに到着すると丁度明るくなり始めたので、支度を済ませ杣道をたどった。
今日は川虫を捕るつもりでいたが、念のため餌も持ってきている。いつもはミミズを使う事が多いオイラだが、今日は珍しくブドウ虫を買って来た。
繭というか紙からブドウ虫を取り出すのが面倒なのであまり使わないのだが、なぜか分らないが釣具屋でこの餌に手を伸ばしていたのだ。
T君を見ると、ミミズ餌でコンスタントに釣り上げている一方、オイラのブドウ虫には反応がない。
しょうがないので川虫を捕ることにしたが、これも全然捕れないのだ!
一匹釣り上げるのにエライ時間掛かってしまった。しかもその後もほとんど反応ないまま釣り進んでいった。
T君は大場所で中々良いサイズをヒットさせたようで、魚の引きを楽しんでいる。釣り上げた魚体をカメラに収めようと近寄ってみると、ぷっくりと腹が張っている。こんな川虫少ない時にやけに沢山食ってるな〜と話していると、口からヘンな物体が顔を覗かせた。 引っ張って見ると出るは出るはで、何かと思えばミミズのお化け。体長の二倍以上もあるミミズを、よく食ったわな〜、、、餌のミミズを抜き取られたアマゴ君の腹はとーぜんのごとくぺっちゃんこで、釣り上げた時よりかーなり小さくなっちゃった感じです。

ブドウ虫で中々釣れないオイラにミミズ使う?と言うTくんに、もうちょっとブドウ虫でやってみるよ。と言っていたオイラだが、いよいよダメそうなのでT君からミミズを頂戴した。
するといきなりアタリが!掛からないのでもう一度流すとまたアタリだ。
しかし掛からないので、今度はブドウ虫に変えて流すが反応無し。何度か流すがやっぱり反応無し。そして再びミミズに変えて流すと一発だった。今度は鉤掛りしてようやく二匹目を釣り上げる事が出来た。
その後も実験したが同じ様なことがあったので、やはり魚は餌を選り好みしてんだなーと確信した。餌の違いでここまで反応が変わってしまうとは、餌つり経験の少ないオイラにはいい経験になりました。
帰ってから、このことをかっちゃんに話すと、どうやら沢によってミミズが良い所、ブドウ虫が良い所、などなど、色々と有るようですね〜 
ミミズ餌に変え好調に釣り進んでいると、ふと上を見るとパラパラと白い桜の花びらが舞ってきた。すると風が吹いたかと思うと大量の桜が舞い始めた。山の斜面に咲く桜が一斉に谷へと舞い降りてくる様はとても綺麗で思わず見とれてしまった。どのくらいの時間続いたろうか、我に返り写真を撮ろうとデジカメを出して構えると、桜吹雪はほとんど終わっていて写真を撮る事は出来なかった。
まだこの時期、魚達は瀬に出てないようで、浅い流れでは釣れないのだが、深さが有り流れが緩いポイントでは魚が溜っているようだった。
帰る時間に成りT君が魚をさばいている時、暇だったので座ってパンをかじりながらテンカラ竿を振ってみる事にした。さっき餌を流して反応無かったポイントだが、まあ、竿を振るだけ〜って感じで居たので、気持ちの準備も出来てなかったのです。バコッと水面が割れ魚が掛かった時には、後ろにひっくり返りそうなくらいビックリしてしまった。もう一度少し横に毛鉤を流すと、またしても出た!おいおいどうなってんだって感じで、座っていた場所から立ち上がり、ひとつ上のポイントにも振り込んでみた。そしたらまたしても釣れてしまったのだ。
今日はテンカラやった方が楽しかったかな〜と、チョット後悔しながら竿を仕舞い、車止めを目指した。


































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