毎年釣り仲間と渓泊釣行をする夏休みだが、今年は皆と休みが合わずに、しょうがなく渓泊り無しで日帰りのお一人様釣行となった。
今年は登山も経験してるし体調的に良さそうなので、一気に源流まで登山道を登って、初体験の源流区間まで足を伸ばすことを決意し、暗いうちに歩き始めた。
陽が出始めると暑くなるのはあっと言う間で、容赦なく照りつける日差しにやられ、
目的の釣り場に付く頃には流石に疲れはて、暫く河原で寝転がった。

ここまで来て不思議だが、今回は余り釣り欲が沸いてこなくて、このままピクニックで帰っても良いかな〜って気にも成ってきた。

ザックの中身を広げ、飯を食い始めしばらくぼけっとしていたが、初めての釣り場で渓相もみてみたいし、ぼちぼちと竿を出しながら、なだらかな渓を歩いてみる事にした。

まさに“源流”って感じのこの空間
細い流れに背の低い木々、近くに見える稜線に、掴めそうな雲、この絶景は何と表現したら良いのか分らないが、ほんと〜に、、、素晴らしい。

こんな場所で毛鉤釣り出来ることに、今更ながら喜びを覚え、じっくりとこの気分を身体に染み込ませていく。


今持っている一番デッカイ毛鉤を取り出して太いラインに結ぶ。
一跨ぎ出来そうなほど細く緩やかな流れの落ち込みに、ふわりと毛鉤を落としてみた。
こんな流れの何処に隠れてたの?って感じだが、魚は確実に毛鉤に喰らい付いた。
そんなに大きくはないが、とても綺麗な魚はつぶらな目つきで、自分が釣られたって事の意味が分ってないのか、妙に落ち着いていて、なんだかおかしくなって来た。
とても持ち帰るなんて気には成らず、写真を撮らしてもらい、丁重にお帰り頂いた。
この流れでは流石に大物の期待は出来ないが、7、8寸くらいの魚はそこそこ釣れる様である。
釣りをした時間はとても少ないが、十分に満足したので、長い帰りの事を考え早めの納竿とした。

流れを下って行くと、入渓地点のすぐ下流に大きな釜が有ったので、思わずスケベ心が顔を出し
納竿したはずだが、このポイントだけやってみることにした。
でもこういう時ってダメなんだよね〜
薄々感じてはいたけど、やっぱり何の反応もなく、今度こそ本当に終了

さあ、帰りは登山道をひたすら降るだけです。
8月とはいえ、世間様のお盆休みが終わっているからか、ほとんど登山者にも会わずに、なんだかチョッピリ寂し感じるほどである。
それにしても一日中天気も良く、穏やかな顔を見せてくれたこの山域でのお一人様釣行、とても楽しい一日でした。


































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