この釣り記は半年以上も書くのを忘れていたため、なんだかかなりの部分忘れてしまったので、写真を見ながら思い出しつつ仕上げていくことにする。
この年の夏に聖岳登山を決行しようと決めたため、多少なりジョギングしたりして足腰を鍛えていた効果があったようだ。
何時もは3時間半位かけてアプローチしていたこの釣り場へ今回2時間半位でついてしまった。
アプローチの殆どが登山道でヒイヒイしながら登っているのだがなんだかこの日はやけに足が軽く感じて、
登りでこんなに辛く感じなかったのは初めてだった。
やはり普段から少しでも鍛えていると違うんだな〜と実感した。

ここ何年か友人と一緒に来ていたこの釣り場だが、今年は都合つかなかったため一人での山行でチョットさみしい。
川床に降り立つと9月にしては増水気味である、たしか何日か前だったか雨が続いたのだと思うが、細かい記憶はすでに飛んでいる。
毎年この時期は、餌釣り、ルアーに比べ、断然テンカラに分があるので、そのつもりで餌もルアーも用意してこなかった。
しかしこの白泡のようなポイントばかりでテンカラでは厳しそうだが、緩い流れを捜してテンポよく釣りあがる事にした。
たしか最初の一匹を釣るまで結構時間がかかったと思う。
中々釣れずに焦ってきた頃、ようやくイイのを一本、そしたら2本目3本目はポンポンっと釣れ、その後は波にのったか調子良くなって、魚の反応が増えたのだ。
過去の事を振り返り、よくよく考えてみると、この釣り場では最初に苦労して、途中から調子良くなるって事が何度もあった。最初の区間の魚が薄いのか、はたまた時間的に暖かくなってからの方が毛鉤への反応が良く成るのかは分からないが、釣れない事が多いからと言って最初の区間を釣り飛ばしてしまう事は出来ないのだ。

なぜなら、過去に大物を釣ったり、超大物をバラしたり、一つのポイントで釣り掘りのように何匹も釣ったりした事もあるからだ。
ポイントを見て、ここで沢山釣ったっけな〜、デカイのバラしたのはこの淵だっけな〜、メチャ綺麗なヤマトが釣れたのは、この石の裏だっけな〜
などと、鮮明に記憶しているポイントが多いので、思わず竿を出してしまうのです。
このポイントは絶好のテンカラポイント!ここで釣れなきゃ何処で釣れんダって場所があって、何年もこの渓に通っているが、渓相も流れも殆ど変わっていない。やっぱりどう見ても絶好なテンカラポイントなのだが、毎回毎回必要以上に粘っても、いまだに一度も魚の反応を確認した事がないポイントなのだ。今年も粘ってみたが、やっぱり反応は無かった。不思議なポイントなのだ。

昼を過ぎ、この釣り場も終盤を迎えた頃、去年まるちゃんが、衝撃の大ヤマトを釣ったポイントが現れた。
しかし、あの厳つい顔付きのイワナははっきり覚えているのだが、ポイントはココって感じでハッキリとは覚えていなかった。ここらへんだったかな〜位の記憶で、もしかして流れも変わって居るのかもしれないと思いつつ毛鉤を動かしてると、タイミング良く出たのだ!
合わせた瞬間、衝撃がはしった。過去にこんな感触、全く同じような感触味わった事あったっけな〜
衝撃と共に竿を持つ右手が軽〜く成って、ラインがオイラの体に乗っかって来たのだ。以前は何が起きたのか把握するのに多少時間が掛ったが、今回はすぐに察しがついて、対応も早かった。ラインを掴み魚の存在を確認する。しかし掛りが悪かったのか、取り込む前に毛鉤は外れてしまったのだ。そー言えば、これ書いてて思い出した!あの真ん中からボキッと折れたお気に入りの竿、まだなおしてなかった。解禁前になおさないとねー
このポイントよりも先には大物ポイントが何箇所かあったのだが、この時点で一気にテンション下がってしまい、今年はココで納竿する事にした。
帰り道、長い下り坂は膝を悪くする。オイラは何時もここの釣り場の帰り、最後の急勾配で左膝が痛くなるのが常なのだが、今回は夏の登山のための準備が効果あったようで、体はパワーアップしていた。そして膝が痛くなるどころか、帰ってからの筋肉痛も無かったのだ。来シーズンも登山に備え体力アップを心がけたいと思った。


































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