何年か前から友人が伊豆で爆釣したって話を何度も聞いていたので、
自分の中では「伊豆ってつれるんだな〜」という思いが膨らみ、チャンスがあったら行ってみようと思っていた。
そして今年のゴールデンウィーク、大井川の奥は通行止めで行けないということもあり、T氏と相談してお泊り釣行は伊豆の渓流という事に決めたのだ。
仕事を終え、午前0時に待ち合わせ出発した。新東名を使い伊豆中央道から川津を抜けて、東伊豆のお目当ての渓流まで3時間もかからずに到着、川沿いに道が有るので入渓点を探しつつ、渓を見てまわった。

今夜は川原にテントを張って泊まるつもりでいたので先ずはテント場を探すが、がっちり護岸され川幅いっぱいの流れではとてもじゃないがテント泊なんて出来そうな所は無いのだ。
べつに車中泊でもイイし、ここは伊豆なんだから民宿さがしても良いのだが、
タキビストなおいら達はそんなんではお泊り釣行の意味がないと思っているのである。
そこでこの渓は二日目に行くことにして、大移動で西伊豆の渓までやってきた。とりあえずテント張れそうな所も見つけ、
一安心、5時間近く運転してくたくたなので、取り合えず仮眠することにした。
目が覚めた時は8時をまわっていた。
雨も降ってるし、なんだかかったるいので二人とも中々釣り支度に入れないのだが、目の前には良いポイントがあるのでだんだんテンションも上がってきた。

中々大きな流れなので、いつも使っている仕掛けでは短すぎ、長竿長ラインでのテンカラ仕掛けを作り直し、目の前の淵から毛鉤を流し始めた。
しばらくやってみるが全くあたりの無いまま釣り進む。、そして1時間ほどしてT氏がタモを取り出し、川虫の採取をしている。中々捕れないようだが、なんとかオニチョロを数匹そろえ、餌釣りの支度を始めた。

さらに1時間、いまだに魚の反応は皆無なので流石に心配になってきた。
そんな時T氏が新しい釣り人の足跡を発見したのだ。

先行者・・・あり〜

だめだ!一同、満場一致で場所移動決定です。
時刻は12時をまわり、まったく知らない場所で、釣り場が何処にあるかも分らずに移動するのは非常に危険だが
しょうがない。行き当たりばったりの計画性が無い釣行では、こんな時に痛い目に合うのだ。
今居るのは西伊豆で、西伊豆には他にも何本か釣りが出来る渓流があるのはなんとなく分っていたが
有名な狩野川水系の方が無難な気がして、一気に中伊豆に移動を決めた。

大見川、地蔵堂川、菅引川、猫越川、TVや雑誌、ネットなどで何度も目にしたことがある名前
なんとなくここら辺の川に行けば何とか成るかな〜と、全く根拠の無い思い込みで
先ずは大見川から見てみる事にした。

大見川・・・かなりでかい川だね。完全に本流釣りだ・・・パス
地蔵堂川、菅引川は大見川の支流なんだ!そんなことも知らなかった。
菅引川・・・三面護岸ガッチガチこんな所にアマゴが居るの!?・・・パス
地蔵堂川・・・ここも同じ様なもんだな〜しかも上流で何があったのかドブ濁り・・・パス
大見川は諦め、対岸の支流を見る事にした。
正直、この頃にはすでにやる気が失せて、明日の東伊豆に期待しようと思っていたのだ。

それでも小さな支流で少しだけ竿を振ってみる事にしたが、30分もやらないうちにT氏は竿を畳んでいる。
オイラも早く温泉に行きたくなってきて、すぐに竿を納めた。

焚火の無い寂しい酒盛りを始め、TVの天気予報を見てると、どうやら明日も雨が降るらしい。
明日雨が降っても、今日魚を釣ってないから、当然釣りはやめるつもりはないが、
あまり沢山降り過ぎると、釣り出来なくなるかなぁと心配しつつ眠りについた。
夜に何度か目覚めたが雨は降り続いていた。
朝方yahooの天気予報を見てみると6時からずっと“強雨”マークである。
結局T氏と相談してそのまま帰る事にした。

その日の午後ニュースでは伊豆で記録的豪雨、伊東800ミリ、崖崩れ、通行不能
などとやっていた。 帰ってきて正解でした。

結局2日間の釣行予定も殆ど釣りすることが出来ずに終わってしまった。
今年は伊豆の渓流を開拓しようと思い、今回の釣行に至るが、
何となく伊豆の渓流がどんな感じかも分ったし、伊豆進出第一弾としては多少なりとも
目的が達成できたのかもしれないかな。

以前の記録を見ると、GWのお泊り釣行は仕事の都合で行けない事も多いし
行ったとしても雨が降る事が多く、中々良い釣りをした経験が無いのだが
友人とテント張って焚火して飲んで帰ってくるだけでも楽しいものだ。
それを考えると、伊豆の渓流では中々キャンプ出来る場所も無く、日帰りとか
宿に泊まっての釣りに成ってしまうので、お泊り釣行で行くには不向きな感じだった。
今度は日帰りで行ってみようと思ったのです。


































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